活動報告:第3回 勉強会
排泄について
日時:平成25年12月9日(月)18時30分〜19時30分
場所:小星園地域交流センター
参加者:62名(医療機関:2機関、施設:19施設、その他:4機関)
今回のテーマは…
11月15日に開催された第10回定例会にて排泄に関することと題して多機関、多職種でグループワークを行いました。生活の基本である排泄に関する日ごろの疑問は幅広く、予定している時間以上に話し合いの時間を持ちたかったという声がたくさんあがりました。
定例会のグループワークでは解決できなかったものとして以下のような項目です。
- 頻尿と睡眠障害の関係性について
- 泌尿器疾患について(前立腺肥大、膀胱炎症状等)
- 声かけ方法(トイレ誘導時、おむつ交換時、失禁時)
- 便秘の解消方法
- 不潔行為への対応
- 認知症の方の便通の確認方法
今回はつるぎ町立半田病院病院長で泌尿器科医師の須藤 康史先生をお招きし、“排泄のメカニズム“と題して講義していただきました。事前に須藤先生には定例会での内容をお伝えし、できるだけグループワークにて解決できなかったことをお話しいただきました。
講義内容
定例会にて疑問としてあがったことを事前に須藤先生お伝えし、以下の内容を大きく『排尿機能に関して』と『個別のケースに対する対応について』の2つに分けて講義してくださいました。
<1>排尿機能に関して
- 蓄尿期と排尿期の神経支配
- 前立腺肥大症・等の排尿障害に関する代表的な泌尿器科疾患について
- 頻尿・排尿痛・残尿感などの症状について
- 認知症と失禁の関係性について
<2>個別のケースに対する対応
- 頻尿を気にして水分を取ろうとしない方への対応
- 夜間頻尿で、睡眠が足りない方への対応
- バルーンカテーテル留置中の閉塞がたびたびある方への対応